旧バージョン

使い方

デバイスのカメラを見たいものに向けるとスクリーンに映像が表示され、リアルタイムにシミュレーションを行います。「写真アルバム」の画像ファイルもシミュレーショ可能です。

(1) ステータス
シミュレーションしている色覚のタイプを表示します。

(2) ズーム倍率(〜500%)
現在のデジタルズームの倍率を表示します。スクリーン上を2本指を使ったピンチ(指2本でスクリーンにタッチして開く・閉じる)動作によってシミュレーション画像のズームが可能です。

(3) 色覚タイプボタン(C, P, D, T)
シミュレーションする色覚のタイプを、C(一般型)、P(1型)、D(2型)、T(3型)の中から指定します。Cを選んだ場合はオリジナル映像になります。スクリーン上には、同時に1〜4個のの色覚タイプシミュレーションを表示することができます。「シミュレーション強度」が100%のとき(デフォルト)はそれぞれの色覚タイプの内、もっとも強度の「2色覚」のシミュレーションを行います。各ボタンを長押し(1.2秒間)すると、他の色覚タイプが選択はすべて解除され、長押したボタンの色覚タイプのみのシミュレーション画面となります。

(4) シミュレーション強度ボタン
「シミュレーション強度スライダー」(5)を表示します。「シミュレーション強度」とは、それぞれの色覚タイプで最も強度である2色覚の人が見ているであろうシミュレーション画像を100%とし、オリジナル画像を0%として、それらの単純な中間画像を表示するために指定する数値(%)です。「概要」ページの「注記」に記載の通り、異常3色覚(弱度)の色の見えをシミュレーションするものではありません。

(5) シミュレーション強度スライダー
シミュレーション強度(上述)を設定します。最上部が100%(デフォルト)、最下部は0%です。

(6) カメラ・ファイル切替ボタン
画像入力を行うデバイスの選択ボタン(8, 9, 10)を表示します。

(7) 画像保存ボタン
スクリーン上に表示されているシミュレーション画像をフォトアルバムに保存します。保存画像にはジオタグ(位置情報)を付加することができます。
ジオタグは、iOSデバイスでは、「設定」の「位置情報サービス」で「位置情報サービス」と「色のシミュレ」が「ON」と設定されている場合のみ、Androidデバイスでは、GPSを搭載した機種で使用し、位置情報の使用が許可されている場合のみ付加されます。

(8) リアカメラ切替ボタン
画像入力をリアカメラに切り替えます。

(9) フロントカメラ切替ボタン
画像入力をフロントカメラに切り替えます。フロントカメラ使用時は、スクリーンには左右が反転した鏡像が表示されます。

(10) 画像ファイル切替ボタン
「写真アルバム」に保存してある画像ファイルをシミュレーションするときに使用します。

最後に操作してから10秒間が経過すると、(1)〜(10)がフェードアウトして、全面シミュレーション映像になります。画面をタッチすると元に戻ります。

トラブルシューティング

  • 「画像保存ボタン」を押してもフォトアルバムに画面が保存されない場合
    iOSが自動的にユーザに問い合わせる「写真へのアクセスを求めています」のメッセージに、「許可しない」と応答した可能性があります。その場合は、設定 > プライバシー > 写真 > 「色のシミュレータ」 を「ON」に設定し、「写真」へのアクセスを許可してください。

その他

  • 本アプリケーションは、浅田一憲(医学博士・メディアデザイン学博士)によって開発され、無償でリリースされています。
  • 本アプリケーションで使用しているシミュレーションアルゴリズムは、下記の学術論文の提案手法に基づいており、それぞれの色覚タイプを持つ人のうちもっとも強度の、2色覚者が見ているであろう色を高速演算により擬似的に再現しています。
    H. Brettel, F.Viénot, and J. D. Mollon: Computerized simulation of color appearance for dichromats, Journal of the Optical Society of America A, vol.14, no.10, pp.2647-2655 (Oct. 1997).
  • 本アプリケーションで表示しているシミュレーション画像は、2色覚者の色の見えを特定の手法と条件下で予測したものであり、必ずしも正確とは限りません。また、色覚には個人差があります。
  • 本アプリには「シミュレーション強度」を指定してシミュレーションを行う機能がありますが、これは、それぞれの色覚タイプを持つ人のうちもっとも強度の、2色覚者が見ているであろう色のシミュレーション画像を100%とし、オリジナル画像を0%として、それらの中間画像をLMS色空間上で線形補間をして求めた画像を表示する機能であり、異常3色覚(弱度の色覚異常)者の色の見えをシミュレーションするものではありません。
  • 本マニュアルで使用している「色覚異常」、「1型」、「2型」、「3型」などの用語は、学術用語です。
  • MKNumberBadgeView, Copyright © 2009 by Michael F. Kamprath (Apache License Version 2.0).
  • MultiSelectSegmentedControl, Created 2013 by Yonat Sharon.
  • QBPopupMenu, Copyright © 2013 by Katsuma Tanaka (MIT License).
  • RMUniversalAlert, Copyright © 2014 Ryan Maxwell (MIT License).

  • Apache License, Version 2.0: (MKNumberBadgeView)
    Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License"); you may not use this file except in compliance with the License. You may obtain a copy of the License at http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
    Unless required by applicable law or agreed to in writing, software distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS, WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied. See the License for the specific language governing permissions and limitations under the License.
  • MIT license: (QBPopupMenu, RMUniversalAlert)
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    The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.
    THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.