概要
「色のめがね」は3種類のモードをサポートし、ユーザの色知覚向上の手助けをします。
- 「色を見分ける」モード
見分けにくい色を見分けるためのモードです。色覚タイプよって異なる混同色をカラーゾーンに分割し、色を変えることで見分けやすくします。 -
「色を見つける」モード
現在表示されている色や、色の名前を指定して、画像中から似たような色を見つけるためのモードです。 -
「シミュレーション」モード
P, D, Tの各色覚タイプの人が見えているであろう色を計算で予測し、一般型色覚(C型)の人に見せるためのモードです。
また、どのモードでも使用できる下記の機能を併用することで色の理解を深めます。
- 「色値・色名表示機能」
色の値や色の名前を各種のフォーマットで表示することができます。
「RGB(元値)」、「XYZ」(CIE 1931)、「xyY」(CIE 1931)、「CIELAB」(CIE 1976)、「CIELUV」(CIE 1976)、「マンセル(近似値)」、「JIS系統色名」(JIS Z8102)、「JIS慣用色名(最も近い色)」(JIS Z8102)、「なし」の中からお選びください。 - 「色度図表示機能」
どの色が見えているのか、どのように色を変更しているのかを色度図上で確認しながら操作ができます。
「xy色度図」と「u'v'色度図」をサポートしています。
動作環境
- iOS7.0以上が動作しているiPhone, iPad, iPod touch。
「シミュレーション」モード
設定
ノート
- このアプリケーションは、浅田 一憲(医学博士、メディアデザイン学博士)によって開発され、色が見えにくい人のために無償でリリースされています。
- 謝辞
バージョン2.0を開発するにあたり、JIS系統色名のデータ入力をNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構の皆様に、英語のチェックをMichael Mielkeさんに、ロゴやスプラッシュのデザインの一部をイリジュームさんに、動作テストを多くの人に手伝っていただきました。また、マンセル値の計算モジュールは、Maker-Oneさんの論文を参考にし、使用許可をいただいた上で作成しました。厚くお礼申し上げます。 - 他の注意事項は、マニュアルをご覧ください。