「色のめがね」は、色覚異常などが原因で、色が見えにくい、色を見分けにくい人のための色覚補助ツールです。
先天色覚異常には主に、1型(P型)、2型(D型)、3型(T型)の3種類があり、色覚タイプによって色の感じ方が異なります。それらの人々は、一般的な色覚の人々とは、視認することができる色の範囲や、識別することができる色の組合せが異なっています。また、後天的な疾病などが原因でそのような特性を持つこともあります。
「色のめがね」は、スマートデバイスのカメラとスクリーンを使用し、科学的な理論に基づいた手法により、見えにくい色の一部をリアルタイムに見えやすい色に変更した上で、オリジナル画像と交互に表示することによって、色をわかりやすくします。
特徴
- 主な色覚タイプであるP(1)型、D(2)型、T(3)型をサポートしています。
- 一般的に、P(1)型とD(2)型には、赤と緑の区別がつきにくい、T(3)型には緑と青の区別がつきにくいという特徴があります。また、P(1)型は濃い赤が見えにくい傾向があります。(これらの色は一例です。)それらの色覚タイプを持つ人のために、色が見やすくなるよう設計されています。
- 「色を見分ける」、「色を見つける」、「シミュレーション」の3つのモードをサポートしています。
新着情報
- 2017/12/12: バージョン2.2をリリース。
iPhone Xのスクリーンサイズをサポートしました。 - 2015/07/11: バージョン2.15をリリース。
iOS8とiPhone 6, iPhone 6 Plusの高解像度に対応。 - 2014/10/09: バージョン2.13をリリース。
iPhone 6, iPhone 6 Plusに対応。 - 2013/10/15: バージョン2.12をリリース。
iOS7で、カメラ入力画像を「静止」した際に、色名表示ができなくなることがある不具合を修正。 - 2013/10/02: バージョン2.11をリリース。
iPhone 5sで画像が表示されない不具合を修正。 - 2013/09/26: バージョン2.1をリリース。
iOS7で一部の表示が乱れる不具合を修正。
画像ソース選択のためのポップアップボタンを追加。 - 2013/06/11: バージョン2.0をリリース。
- 2012/09/07: Web Editionをリリース。
ソフトウェアをインストールすることなしに、ウェブブラウザのみで動作するウェブ版をリリース。 動作にはWebGLをサポートしているブラウザが必要です。カメラ入力はWebRTCをサポートしているブラウザのみで使用できます。
2013/06/05現在、Google Chrome, Firefox, Opera上で動作します。Safariは "開発" メニューよりWebGLを有効に設定すると使用できますが、WebRTCをサポートしていないためカメラ入力は使用できません。 - 2010/12/17: 「色のめがね」と「色のシミュレータ」がNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)より「CUD推進支援ツール」として推薦されました。
- 2010/09/17: バージョン1.01をリリース。
- 2010/08/31: バージョン1.0をリリース。